スプリングマットレスの処分は切って小さくできる?福岡市での正しい捨て方と回収費用
買い替えや実家の片付けで出てきたスプリングマットレス。重くて曲がらず、階段を運ぶのも一苦労なため、「切って小さくすれば普通ごみで出せるのでは?」と考えて調べる方がとても多い品目です。
結論から言うと、スプリング入りマットレスを自分で解体するのはおすすめできません。そもそも福岡市では、解体せずにそのまま粗大ごみとして出すのが正しい出し方です。このページでは、福岡市でのマットレスの捨て方と料金、そして「重くて運び出せない」場合の選択肢を順番に整理しました。
まず確認:そのマットレス、スプリング入り?なし?
処分方法と料金は、マットレスの中身で変わります。最初に、お手元のマットレスがどのタイプかを確認しましょう。
- ボンネルコイル・ポケットコイル(スプリング入り):中に金属のバネが入った、いわゆる「ベッドマットレス」。厚みが15cm以上あり、力を入れても折り曲げられないのが特徴です
- ウレタン・スポンジ(スプリングなし):低反発・高反発マットレスなど。両手で押すと沈み、端を持ち上げると曲がります
- 薄手の折りたたみタイプ:三つ折りにできる敷きマットレス。丸めたり束ねたりできます
見分け方に迷ったら、マットレスの角を強く押し込んでみてください。奥にコリコリとした金属の感触があればスプリング入りです。側面のファスナーを少し開けて中を覗ける製品もあります。以下、このタイプ別に話を進めます。
スプリングマットレスの自力解体が現実的でない理由
スプリングマットレスの中には、金属のバネ(コイル)が数百本入っています。表面の布やウレタン(スポンジ状の素材)はカッターで切れますが、その先にあるバネはカッターでは歯が立ちません。
- 工具が必要:バネを切るにはボルトクリッパーなどの専用工具がいり、買いそろえると処分費用より高くつくことがあります
- ケガの危険:張力のかかったバネは、切った瞬間に跳ねます。手や顔のケガにつながりやすい作業です
- 時間がかかる:慣れない方が1台をばらすと、半日〜丸1日仕事になることも珍しくありません
- 切っても行き場がない:切り分けた金属バネの山は、結局そのまま家庭ごみの袋では出せません
さらに福岡市は、スプリング入りマットレスについて「収集や処理の支障となるため指定袋では収集できない。解体せずに粗大ごみへ」と案内しています(福岡市「ごみと資源の分け方・出し方情報サイト」より)。つまり、苦労して切り刻むこと自体がルール上も想定されていないのです。
福岡市の粗大ごみに出す方法と料金
福岡市の粗大ごみ手数料は品目ごとに300円・500円・1,000円の3区分です。マットレスの手数料は次のとおりです(2026年時点・福岡市の分別情報サイトより)。
- スプリング入りマットレス:1,000円
- スプリングなし(ウレタン・スポンジなど):500円
- 70×70×140cm以下に束ねられる薄手のもの:300円
出し方の流れは次のとおりです。
- 粗大ごみ受付センター(電話 092-731-1153)、インターネット、またはLINEで申し込む
- コンビニなどで「粗大ごみ処理券」を購入して貼る(LINE申込ならキャッシュレス決済も可)
- 収集日の朝8時30分までに、指定された場所(自宅前など)に出す
ここで注意したいのが、指定場所までは自分で運ぶのが前提という点です。シングルでも10〜20kg前後、ダブルやクイーンだと30kgを超えるものもあり、階段のある戸建てや2階の寝室からの搬出は、大人2人でもかなりの重労働です。
申し込みから収集までの日数に注意
粗大ごみは申し込んだその日に取りに来てくれるわけではなく、申し込みから収集日まで日数がかかります。特に3〜4月の引越しシーズンは申し込みが集中しやすいので、退去日が決まっている方は早めの手配をおすすめします。処理券には受付番号または氏名を記入して、マットレスの見やすい位置に貼ってください。雨の日でも収集は行われますが、処理券がはがれないようしっかり貼るのがコツです。
運び出せない場合:福岡市の「粗大ごみ持ち出しサービス」
福岡市には、粗大ごみを自分で持ち出すことが難しい方のために、市の収集員が屋内まで取りに来てくれる「粗大ごみ持ち出しサービス」があります(2026年時点・市公式サイトより)。
- 対象:65歳以上の方や障がいのある方などで、身近な人の協力を得ることが難しい世帯
- 料金:粗大ごみ手数料とは別に、屋内からの持ち出しは1点500円、玄関先からは1点300円
- 申し込み:電話(092-731-1153)のみ。インターネット・LINEでは申し込めません
- 条件:1回につき5点まで。収集時の立ち会いが必要です
高齢のご両親だけで住んでいる実家のマットレス処分には心強い制度です。一方で、対象にあてはまらない方(現役世代の方など)は利用できませんし、日程も市の収集スケジュールに沿うことになります。
「対象外だった」「退去日が迫っていて日程が合わない」という場合は、Hold hands合同会社のLINEで写真を送るだけの無料見積もりをご利用ください。マットレスの写真と設置場所(何階か・エレベーターの有無)を送っていただければ、搬出込みの金額をすぐにお答えします。持ち上げる必要も、部屋から動かす必要もありません。
ベッドフレームとセットで処分する場合
マットレスを処分するときは、多くの場合ベッドフレーム(土台)も一緒に手放すことになります。フレームも福岡市では粗大ごみとして出せますが、こちらも別の悩みが出てきます。
- 組み立て式のフレームは、解体しないと部屋から出ないことが多い(特に2階の寝室)
- 長年使ったベッドはネジが錆びて固着し、工具があっても外れないことがある
- 収納付き・引き出し付きのフレームは想像以上に重い
マットレスとフレームを別々の日にばらばらに処分するより、まとめて片付けたほうが手間は一度で済みます。大型家具の搬出のコツは「大型家具の処分・搬出」のコラムでも詳しく説明しています。
電動ベッド・介護ベッドはさらに注意
親御さんの家の片付けでは、電動リクライニングベッド(介護ベッド)が出てくることも増えています。電動ベッドはモーターと金属フレームで通常のベッドよりはるかに重く、配線があるため解体の手順も複雑です。また、介護保険でレンタルしていた場合は処分してはいけません。ベッドの脚やフレームにレンタル会社のシールがないかを必ず確認し、レンタル品なら事業者に返却の連絡をしてください。購入品だった場合の搬出・処分は、重量物の扱いに慣れた業者への依頼をおすすめします。
買い替えなら販売店の引き取りも確認
新しいマットレスに買い替える場合は、購入する販売店の「引き取りサービス」が使えることがあります。新品の配送と同時に古いものを有料で引き取ってくれる仕組みで、搬出まで任せられるのが利点です。
ただし、条件は店舗ごとに異なります。「同等品の買い替えに限る」「引き取りは配送と同時のみ」といった決まりが一般的なので、購入前に必ず確認しましょう。また、買い替えを伴わない「処分だけ」には対応していないのが普通です。
通販でマットレスを買う場合は特に注意が必要です。圧縮梱包で届くタイプは配送員が玄関先まで運ぶだけのことが多く、古いマットレスの引き取りサービス自体がないショップも珍しくありません。「新しいものは届いたが、古いものの行き場がない」という状態になってから慌てないよう、注文前に引き取りの有無を確認しておきましょう。
業者回収を選ぶ場合の注意点:「無料回収」には渡さない
「今すぐ引き取ってほしい」「他の不用品もまとめて片付けたい」という場合は、民間業者への依頼が選択肢になります。ここで注意したいのが、街中を巡回するトラックやチラシの「無料回収」です。
家庭の不用品を集めて回るには本来ルールに沿った体制が必要で、「無料」をうたって積み込んだあとで高額な料金を請求されたり、回収品が不法投棄されたりするトラブルが全国的に報告されています。業者を選ぶときは、会社の所在地・固定の連絡先・書面の見積もりがそろっているかを確認してください。悪質業者の見分け方は「不用品回収の悪質業者に注意」で詳しくまとめています。
Hold hands合同会社では、マットレス1点から、お部屋まるごとまで対応しています。軽トラック1台分の不用品をまとめて積み込む軽トラパックは14,800円〜。まだ使える家具・家電は古物商(中古品を買い取る許可)として査定し、処分が必要な品は許可を持つ提携業者と連携して適正に対応します。
業者に頼むのが向いているケース
費用だけを比べれば市の粗大ごみが最安です。そのうえで、次にあてはまる方は業者依頼のほうが結果的に安全で早い、というのが正直なところです。
- 2階以上からの搬出で、階段に曲がり角がある:マットレスは曲がらないため、途中で詰まって進退きわまるのが典型的な失敗です
- 運ぶ人手が確保できない:1人での搬出は転倒・腰痛のリスクが高い作業です
- 収集日まで待てない:退去日・引き渡し日が迫っている場合
- マットレス以外にも処分品が多い:ベッド・タンス・布団などをまとめて1回で片付けられます
遺品整理・実家じまいでまとめて片付けるなら
「親の家を片付けていたら、押入れと各部屋からマットレスや布団が次々出てきた」——こうしたご相談をよくいただきます。マットレスは1点ずつ処分するより、家全体の片付けと一緒に頼んだほうがトータルの手間と費用を抑えやすい品目です。
Hold hands合同会社の遺品整理は1R 40,000円〜。料金の考え方は「福岡市の遺品整理 料金相場」を、実家全体の片付けを検討中の方は「実家じまい 3つの選択肢」をあわせてご覧ください。
よくあるご質問
Q. 二つに切って袋に入れれば、燃えるごみで出せますか?
A. スプリング入りは切っても金属バネが残るため出せません。福岡市も「解体せずに粗大ごみへ」と案内しています。ウレタンのみのマットレスであれば、小さく切って指定袋に入れば燃えるごみで出せる場合がありますが、切りくずが大量に出るうえ労力も大きいので、500円で粗大ごみに出すほうが現実的です。
Q. カビが生えたマットレスでも回収してもらえますか?
A. 粗大ごみ・業者回収とも可能です。長年床に直置きしていたマットレスの裏面は、カビが広がっていることがよくあります。運ぶ際に胞子が舞うので、マスクを着け、可能なら大きなビニールや古いシーツで包んでから搬出すると安心です。
Q. 引越しと同時にマットレスだけ処分したいのですが。
A. 対応できます。新居に持っていく荷物の運搬と、古いマットレスの引き取りを同じ日にまとめれば、立ち会いは1回で済みます。見積もり時に「処分する物」と「運ぶ物」を分けてお伝えください。
マットレス1点だけでも、家一軒分でも、まずはLINEで写真を送るだけの無料見積もりからどうぞ。「これは粗大ごみで出したほうが安いですよ」という正直なご案内も含めて、最適な方法をご提案します。