冷蔵庫を2階に上げたい!階段NGでも搬入できる吊り上げの条件と費用相場
「新しい冷蔵庫を買ったのに、配送に来た業者さんに『この階段は無理です』と持ち帰られてしまった」——2階にリビングやキッチンがあるお宅で、本当によく起きるトラブルです。せっかくの新しい冷蔵庫が玄関先や倉庫で足止めされたまま、古い冷蔵庫で数日をしのぐことになります。
でも、あきらめる必要はありません。階段を通らない冷蔵庫は、ベランダや窓から「吊り上げ」て搬入するという定番の解決策があります。このページでは、吊り上げができる条件と費用の相場、購入前に確認しておきたいポイントをまとめました。
2階リビングで冷蔵庫の搬入が断られる理由
まず、なぜ断られるのかを知っておくと対策が立てやすくなります。主な理由は3つです。
- 階段の幅・形状:ファミリー用の冷蔵庫は幅650〜750mm・高さ1,800mm前後あります。曲がり階段やらせん階段では、踊り場で切り返せずに詰まってしまいます。直線階段でも、天井の低さや手すりの出っ張りで通らないことがあります
- 重量と安全性:大型冷蔵庫は100kgを超えるものもあり、階段での手運びは作業員にも家にも危険です。配送業者は無理をして事故を起こすより「お断り」を選びます
- 家電配送の作業範囲:購入店の標準配送は「通常経路での搬入」までが基本で、吊り上げのような特殊作業は対象外か、別途手配になるのが一般的です
つまり「断られた=搬入不可能」ではなく、「標準の配送作業の範囲では無理」というだけのことがほとんどです。
吊り上げの方法は2つ|手吊りとクレーン
吊り上げ搬入には、大きく分けて2つの方法があります。
- 手吊り(人力での吊り上げ):ロープと専門の道具を使い、2階のベランダや窓から人力で引き上げる方法です。条件は「ベランダや窓の開口部が冷蔵庫より大きいこと」「吊り上げる真下に足場が確保できること」「作業人数(一般に3〜4名)が確保できること」など。建物のすぐ下から真上に上げるため、前面道路が狭くてもできるのが強みです
- クレーン(ユニック車など):小型クレーン付きトラックで吊り上げる方法です。3階以上への搬入や超大型の家財に向いていますが、「クレーン車を停められる道路幅があること」「電線や庇(ひさし)が邪魔にならないこと」が条件になります。住宅密集地では電線に阻まれて使えないことも多いです
2階への冷蔵庫搬入であれば、まず手吊りが検討され、条件が合わなければクレーン、という順で考えるのが一般的です。どちらが可能かは建物の形状次第なので、写真での事前確認がとても有効です。
吊り上げの費用相場
気になる費用ですが、公開されている情報を整理すると、おおよそ次のような水準です(吊り上げ専門業者・くらしのマーケット等の公開情報より・2026年時点)。
- 手吊りで2階へ:おおよそ3万円前後が目安。専門業者には2階への吊り上げを一律29,800円としている例や、軽量物28,000円〜・重量物40,000円〜という料金表を出している例があります
- クレーン作業:小型クレーン(ユニック)で2万円台〜、状況により5万円程度までが一般的な幅とされています
金額は「冷蔵庫のサイズと重さ」「吊り上げる高さ」「ベランダの形状」「作業人数」で変わります。「一律いくら」とうたっていても、現地で条件が違うと追加になる場合があるので、事前に建物の写真を見せた上で総額を確認しておくのが安心です。
購入前に測っておきたい搬入経路チェックリスト
これから冷蔵庫を買う方・買い替える方は、購入前に次の5か所を測っておくと、「配送当日に断られる」事態そのものを防げます。
- 1. 冷蔵庫本体のサイズ:幅・奥行き・高さ。カタログの数値に加え、取っ手やドアの出っ張りも含めた最大寸法で考えます
- 2. 玄関と廊下:ドアの開口幅と高さ、廊下の一番狭い場所。一般に、経路の幅は本体の幅+10cm程度の余裕が目安とされています
- 3. 階段:幅・天井までの高さ・踊り場の広さ。曲がり階段は「回せるか」が最大の関門です
- 4. 設置場所:冷蔵庫置き場の幅と、放熱に必要なすき間。搬入できても置けなければ意味がありません
- 5. ベランダ・窓(吊り上げに備えて):階段が怪しい場合は、2階のベランダの手すりの高さと開口部、真下のスペースも見ておきます
測った結果「階段は厳しそう」とわかった時点でご相談いただければ、納品日に合わせて吊り上げの段取りを組んでおくことができます。LINEで写真を送るだけの無料見積もりに、①建物の外観(ベランダ側)、②階段、③冷蔵庫の型番かサイズを送っていただければ、吊り上げできるか・いくらかかるかを事前にご案内します。買ってから慌てるより、買う前の確認が一番の節約です。
配送業者に断られた後の相談先の選び方
すでに「持ち帰り」になってしまった方は、次の基準で相談先を選んでください。
- 吊り上げ・特殊搬入の経験を明示している業者か:家財の搬入出を日常的に行っている業者は、可否の判断が早く、断り方も具体的です
- 写真で事前見積もりができるか:現地を見ないと一切金額を言わない業者より、写真で概算を出し、現地で最終確認する業者のほうが段取りが速く、当日の「話が違う」も起きにくいです
- 万一の補償があるか:吊り上げは外壁やベランダ、本体に傷がつくリスクのある作業です。保険や補償の説明がきちんとあるかを確認しましょう
- 総額表示か:出張費・作業費・人員費を含んだ総額を事前に示してくれるかどうか。あいまいなまま当日を迎えるのは避けてください
大型家財の搬入経路の考え方は「大型家具の搬入で失敗しないために|事前に確認すべき5つのこと」、冷蔵庫以外の単品運搬は「家具1点だけ運びたい時の選択肢|福岡の家財配送の費用と頼み方」もあわせてご覧ください。
古い冷蔵庫の同時処分は正規ルートで
買い替えの場合、2階から古い冷蔵庫を下ろす作業もセットで発生します。ここで注意したいのが処分の方法です。冷蔵庫は家電リサイクル法(冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンなどのリサイクルを義務付ける法律)の対象で、自治体の粗大ごみには出せません。正規の処分には、メーカーごとのリサイクル料金と収集運搬の手続きが必要です。
「無料で回収します」と巡回してくるトラックに古い冷蔵庫を渡すのは避けてください。不法投棄や、積み込んだ後の高額請求といったトラブルの温床になっています。見分け方は「不用品回収の悪質業者に注意|「無料回収」のトラブルと業者の選び方(福岡)」で詳しく解説しています。
当社にご依頼いただく場合は、新しい冷蔵庫の吊り上げ搬入と、古い冷蔵庫の搬出・適正処分の手配を同じ日にまとめて行えます。処分が必要な品は許可を持つ提携業者と連携して適正に処理しますので、リサイクル料金の手続きも含めて丸ごとお任せいただけます。
写真見積もりで「搬入できるか」を先に確認
Hold hands合同会社では、福岡市内・近郊を中心に、冷蔵庫をはじめとした大型家財の搬入・搬出をお手伝いしています。ご相談の流れは次の通りです。
- 1. LINEで写真を送る:建物の外観(ベランダ側)・階段・冷蔵庫のサイズか型番。この3点で吊り上げの可否と概算をご案内します
- 2. 方法と総額のご提案:手吊りかクレーンか、何名で作業するか、総額いくらかを事前に明示します。お見積額を超える請求はありません
- 3. 作業当日:外壁・ベランダ・本体を養生した上で、安全第一で搬入します。古い冷蔵庫の下ろし・処分手配も同日に対応できます
配送業者に断られても、冷蔵庫を2階に上げる道はちゃんと残っています。まずはLINEで写真を送るだけの無料見積もりから、建物と階段の写真をお送りください。「そもそも吊り上げできる家なのか」という段階のご相談も大歓迎です。